1901年スイスのチューリッヒ生まれ。自然由来の新鮮な植物を用い、様々な病気を治療する方法を見い出した薬学者として知られています。ベルフリンガーというフロイデンシュタットの薬剤師の門下生として学ぶうち、新鮮な薬草を搾って作る植物エキスの有用性が一連の研究で実証されました。その後ミュンヘンのDr.ケーベル教授の下で薬草の研究を重ね、新鮮な植物エキスが様々な病気の予防や治療に効果 があり、副作用の心配がなく治癒力が高いという説を確かなものとしたのです。
その後ヴァルターは、一連の研究の成果として保存料や酸化防止剤を用いることなく製品化する方法を開発し、自宅の一隅に「植物の圧搾エキス」の装置を備えて研究の基盤をおきました。研究のための素材は農薬などに汚染されていない自然の土壌で管理栽培された作物のみを用い、収穫の時期は植物細胞内の作用物質が最も高い数値にある時を選んでいたとか。博士は、有効成分が一つでも欠けることで植物全体の成分のバランスが崩れることを実験を通 じて立証し、その植物療法の考え方が今でも各製品の製造方法などにも根づいています。

ヴァルター・シュー年ベルがー博士の哲学
我々は、祖先の様々な経験から学び、そして現代の学問や知識を生かして自然に由来する新しい治療法を、体系化することが生涯の課題である。